【パリ=三井美奈】プーチン露大統領がウクライナ侵略で核兵器の威嚇を強める中、ロシアに近い欧州諸国が危機対応に本腰を入れ始めた。ドイツ政府は25日、国民向けに避難シェルターのリスト化を進めると表明。スウェーデンなど北欧各国は戦争勃発を視野に、新たな国民向けパンフレットを作成し、水や食料の備蓄を呼びかけている。
前ECB総裁のドラギ氏は2024年9月、EUの競争力強化に関する報告書「欧州の競争力の未来」[1]を発表した。氏はそこで戦略分野で欧州を引き離しつつある米中経済との距離を埋めるためには、年間で8000億ユーロ(GDPの4-5%に相当)を追加 ...