イタリアは2025年1月1日から、すべての企業に、洪水、土砂崩れなどの気候災害リスクに備える保険への加入を義務付ける。もともと同国では、中小企業をはじめ、災害関連の保険に加入する企業は多くない。気候変動の影響で自然災害が頻発する中、イタリアは法制度化 ...
カナダはカーボンプライシング(炭素の価格付け、以下CP)を軸に脱炭素化を推進する。トルドー首相が2016年にCPを打ち出すと、同国全土で同レベルの価格付けを目指し、制度を強化してきた。CPで得た収入は、一律で市民に還元しており、所得格差の解消にも一役 ...
高評価を受けた機関投資家には、1.5°C目標に整合した取り組みが目立った。科学に基づいた政策の提言、企業の気候情報開示の義務化などだ。株主の権利を保護するための規制、建物の脱炭素化、厳しい自動車排出基準などもそうだ。
2025年はISSB基準に対応した日本版のサステナ開示基準(SSBJ)の任意適用がいよいよ始まる。開示基準がグローバルで統一される中、企業が差別化を図るには、ストーリーテーリングが重要だ。数値の背景を語ることが、選ばれる企業になる条件だ。(オルタナ副 ...
アミザーデサッカー大会を千葉県で開催したのも、地域貢献活動の一環だ。2015年に富山県で開かれたアミザーデサッカー大会に参加したことがきっかけで、発起人の岡島俊樹さんと幸子さん夫妻から「関東でも開いて欲しい」と相談された。
若者有志団体は12月9日、日本政府が示した温室効果ガス(GHG)削減目標案の見直しを求めるためオンラインで署名集めを始めた。政府は11月末、「2035年までにGHG60%削減(2013年比)」という目標案を示した。だが、若者有志団体は、この削減目標案 ...
フィンランドの航空会社フィンエアーはこのほど、2033年までに温室効果ガス排出量(二酸化炭素換算)を原単位あたり34.5%(23年比)削減するという中期目標を設定した。SAF(持続可能な航空燃料)利用の増加や燃費効率の向上、機材の更新などで排出量を減 ...
米ニューヨークに拠点を持つ、DL1961社は環境配慮型のジーンズ製品を自社工場で作る。その特徴は、水の消費量を限りなく減らした点にある。水の98%を再利用し、循環型な服作りを目指す。(ニューヨーク・古市 裕子) ...
もっと中小の森林所有者向きの認証はないか。そう考えて独自の認証を立ち上げたところがある。静岡県浜松市にある森林健康経営協会だ。
各国でNDCの策定が進む中で、海外の有識者らがこうした声明を出すのは、日本だけが対象ではない。しかし特に日本は、G7の一国として、2035年までに日本の基準年である2013年比で約80%の排出削減を達成する、野心的な枠組み提示を求めた。
温室効果ガス(GHG)削減目標を決める政府の審議会のガバナンスが問われている。環境省と経産省が11月25日に開いた第6回会合では、終了の30分前に事前の通達なく、国の削減目標案を事務局が示した。十分な議論を行うことなく、「結論ありき」で進むプロセスに ...
国際プラスチック条約について議論する第5回政府間会合(INC5)が12月2日まで韓国・釜山で開かれ、合意に至らないまま閉幕した。論争点だったプラの生産規制には、産油国が中心となって反対したが、日本政府も規制には賛同しなかった。2025年に議論が再開す ...